にんにくの秘密?
にんにくは全世界でなぜ?どのくらい?・・・食べられているのか?
にんにくの全世界での生産量は正確な統計数値はありませんが、年間約2000万トンとも2400万トンあるともいわれています。その数字は世界人口約73億人一人当たりにすれば、年間約3㎏消費する計算になります。この年間3㎏という消費量は、子供や乳幼児を含めた数字なので実際は成人一人当たりの消費量はもっと増えると考えられます。
日本のお米の流通量が年間約800万トン(※農林水産省統計資料より)と比較しても3倍以上のにんにくが消費されており、いかに多くの人々が全世界で広くにんにくを食べているかがわかります。
ちなみに、日本のにんにく生産量は国産約2.1万トン、輸入品約1.9万トン合計4万トンになり、日本国民一人当たり約350g消費している計算になります。世界に比較していかに少ないかわかります。
にんにく1個/約50g換算 世界平均一人当たり 年間約60個(3㎏)
日本人平均一人当たり 年間約 7個(350g)
今後日本人もにんにくを食べる機会をどんどん増やして、消費拡大を期待したいものです。
これだけの人々に愛されているにんにくは世界最高の香辛料の一つと称されています。
紀元前数千年前より長きにわたり人々に親しまれ続けてきた秘密は、にんにくの持つ香辛料としての芳醇な香りが、料理の美味しさを引き出したり、調理した肉類の臭みを消して美味しさを演出する効果であったり・・・そして特筆すべきは、古来より人々ににんにくの持つ効能によって健康を維持増進する役目があるとわかっているからでした。
にんにくの効能
にんにくは香辛料としての効果のほかに身体の健康増進にも役立っています。
具体的には強壮・強精作用、がん予防効果、ウィルスなどの殺菌効果等があるといわれています。
またアメリカで1970年代以降、大腸や胃、肺などのがんによる死亡率が低下している。その理由に、米国国立がんセンター1990年に発表したがん予防効果が高いとされる約40種類の野菜や果物のリストを発表されました。その野菜・果物の摂取を推奨しているのがデザイナーフーズ計画といいます。
デザイナーフーズ計画のリストでがん予防効果が最も高い食品として、にんにくが記載されています。その40種類の野菜・果物を表にしたのがデザイナーフーズピラミッドです。